ミュンヘンのユディツィウム出版社 (IUDICIUM Verlag GmbH) は、「日独交流150周年」に当たることし、「外交、経済、科学、文化分野における架け橋」と銘打ち、日独交流関連の新刊図書を多数出版する。『Preußens Weg nach Japan (プロイセンの日本への道)』『Die Iwakura-Mission (岩倉使節団)』を初め、『Japan im interkulturellen Dialog(異文化間対話における日本)』のような現代的なテーマ扱ったものなど、全部で30点以上に上る。ハイライトは、来る3月・4月に出版される150枚のカラーイラスト入り史料集『1860~1861年オイレンブルク使節団に同行したプロイセン貴族の見た日本――リトグラフ、スケッチ、写真』である。150年前、江戸に来航したオイレンブルク伯を全権大使とするプロイセン東方アジア遠征団には、画家、写真家、科学者が同行していた。彼らが残した多数の写真、スケッチなどの視覚的資料のいくつかは、これまでほとんど知られていないか、紛失したとみなされてきた。関心ある読者は、この度のユディツィウム出版社による新刊出版で、オイレンブルク使節団の随行員が残した日本描写を目にすることができる。複写された資料は、使節団に同行した画家アルベルト・ベルクのリトグラフ、素描家ヴィルヘルム・ハイネの作品、写真家カール・ビスマルク及びカール・ビスマルクの助手・後継者のアウグスト・ザッハトラー並びにオイレンブルクが江戸滞在中に雇用したアメリカ人写真家ジョン・ウイルソンの写真などである。
ユディツィウム出版社は、ドイツにおいて日本・東南アジア関係をテーマにした書籍を刊行する出版社で、現在800を超えるタイトルが購入可能であり、購入可能なタイトルの約半分は日本関係の刊行物である。















